絵本の読み聞かせは、子どもの知識や言語力を向上させるだけでなく、心を育む効果があります。
家族映画でよく見られるように、寝る前に子どもと一緒に絵本を読むことで、心が温まります。「本を読む子は頭がいい」といわれていますが、絵本の読み聞かせは子どもの読解力だけでなく、語学や学力以外にも多くの効果があります。
今回は、その素晴らしい効果を紹介します。
ストーリーから学べること
絵本の世界観を通して子供は言葉の使い方や感情表現を覚えていきます。
1.新しい言葉や表現
絵本は、幼稚園や保育園の教材にも使われているように、新しい言葉を子供に伝える一番使われている道具です。ストーリーを通して言葉の使い方を理解し、言葉の読み方や表現の仕方を読み手から学べます。
桃太郎の「どんぶらっこっこ」という言葉も、この桃太郎のお話でしかない単語ですが、日本人なら誰もが耳にしたことがあるはずです。
2.物事の成り立ちや道徳
多くのストーリーには深い教えや意味があります。
わかりやすい例をあげると、イソップ童話の「うさぎとカメ」のお話があります。うさぎとカメのどちらが先に山頂にたどり着けるか競争するお話ですね。
走り出してゴール付近で昼寝をしてしまう、うさぎさんから学べることは、自信過剰で油断をしていると何かを見逃してしまうということ。
足の遅いカメさんが結局競争に勝ってしまったことからは、一生懸命に前に進んでいけば物事が達成できるということ。
こどもはストーリーを通して生き方について学んでいくのです。
3.考える力
ストーリーは想像力を刺激します。
「それからどうなったんだろう?」
など、子供は常に質問を繰り返しストーリーから色々な事を考えます。子供は臨場体験をしているように、そのストーリーの体験を自分の体験にしていくのです。そして、心の視野がどんどん広がり、考えることに積極になることです。
親子関係の充実
「読み聞かせ」をする行動は親と子の関係に深く関係しています。
1.親子とのコミュニケーション
子供はストーリーから即座にその深い意味を理解することは出来ないかもしれません。わからない言葉が出てくるかもしれません。絵本はコミュニケーションの基本、話を聞いたり、会話をしたりする基礎を教えてくれます。
2.親との時間の共有
親と子がより多くの時間の共有をすることはとても大切なことです。絵本を読むことで親子で共有する時間が生まれます。そして、自然とその時間は親密な親子の関係を築いていきます。
3.子供の安心感
寄り添いあい絵本を読むことが子供にとって安心できる時間になり、親密な人間関係の基盤を作っていきます。

まだ言葉も分からない赤ちゃんでも、親の温かい声を聞くと安心することができますよ。
まとめ:「読み聞かせ」は子供の心を育むのです
絵本の読み聞かせは子供にとって宝物です。
ただ、無理に毎日読み聞かせをする必要はありません。
大切なことは、親と子で同じ時間を共有するということ。ストーリーを通して気持ちを結ぶことで絆が深くなっていくのです。
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