寝かしつけに絵本を使いたい。でもどれを選べばいいの?
「今日もなかなか寝てくれない…」「寝かしつけに1時間以上かかる…」
毎晩のことだから、本当に疲れますよね。
結論から言うと、寝かしつけ絵本は「年齢に合ったもの」を「毎日同じ流れ」で読むのが一番効果的です。
この記事では、0〜5歳の年齢別におすすめの寝かしつけ絵本10冊を紹介します。さらに、絵本を使った「寝かしつけルーティン」の作り方もお伝えするので、今夜から試してみてくださいね。
寝かしつけ絵本おすすめ10選
1.「おつきさまこんばんは」(林明子)
寝かしつけ絵本の王道中の王道。夜空におつきさまが顔を出し、「こんばんは」と挨拶するシンプルな物語です。
0歳から楽しめて、おつきさまの優しい表情に子どもも自然とリラックスします。裏表紙のおつきさまの「あっかんべー」は子どものお気に入りポイントです。
2.「もうねんね」(松谷みよ子)
「いぬもねんね、ねこもねんね」。動物たちが次々と眠りにつく絵本です。松谷みよ子さんの優しい言葉のリズムが、子守歌のように響きます。
0〜1歳の赤ちゃんに特におすすめ。「ねんね」という言葉の繰り返しが、眠りのスイッチを入れてくれます。
3.「おやすみなさいおつきさま」(マーガレット・ワイズ・ブラウン)
原題は「Goodnight Moon」。部屋の中のものに「おやすみなさい」と語りかけていく、アメリカの名作絵本の日本語版です。
ページをめくるごとに部屋が少しずつ暗くなっていく演出が秀逸。声のトーンを落としながら読むと、子どもの目がだんだんトロンとしてきますよ。
4.「よるくま」(酒井駒子)
夜中にくまの子がやってきて、「おかあさんがいない」と泣く。一緒にお母さんを探しに行く優しい物語です。
酒井駒子さんの幻想的なイラストが美しく、2〜3歳くらいから内容も理解できるようになります。最後にくまのお母さんが見つかって安心するラストが、子どもに「大丈夫だよ」と伝えてくれます。
5.「ねないこだれだ」(せなけいこ)
「こんな時間に起きてるのは誰だ?」おばけの登場に、ちょっとドキドキ。怖がりすぎない程度のスリルが、逆に「早く寝よう」という気持ちにさせてくれます。
ただし、怖がりなお子さんにはトラウマになることもあるので、反応を見ながら読んでくださいね。1〜2歳向けです。
6.「おふとんかけたら」(かがくいひろし)
たこさんにおふとんかけたら…足がはみ出した!ソフトクリームにかけたら…とけちゃった!ユーモアたっぷりの絵本です。
笑いながら「おふとんかける」行為に興味を持ってくれるので、自分から布団に入るきっかけになります。1〜2歳におすすめ。
7.「おやすみロジャー」(カール=ヨハン・エリーン)
「読むだけで子どもが眠る」と話題になった心理学的アプローチの絵本。あくびを誘導する文章や、声のトーンを変える指示が書かれています。
正直、効果には個人差があります。うちの子は最初は効きましたが、慣れると普通に起きてました。でも「読み方のガイド」として参考になる1冊です。3歳以上向け。
8.「ねずみくんのチョッキ」(なかえよしを)
直接的な「おやすみ絵本」ではありませんが、テンポのいい繰り返し構造が心地よく、寝る前の1冊として人気があります。
次々と動物がチョッキを着る展開に、子どもが安心して笑い、リラックスした状態で眠りにつけます。2〜3歳向け。
9.「おやすみ、はたらくくるまたち」(シェリー・ダスキー・リンカー)
工事現場のはたらくくるまたちが、1日の仕事を終えて眠りにつく物語。車好きなお子さんにはたまらない1冊です。
「くるまさんたちもおやすみだって。〇〇くんも一緒にねんねしようね」と声かけすると効果的。3〜5歳向けです。
10.「よるのきかんしゃ、ゆめのきしゃ」(シェリー・ダスキー・リンカー)
「おやすみ、はたらくくるまたち」と同じ作者の絵本。夜の汽車に動物たちが乗り込み、夢の世界へ出発します。
韻を踏んだ美しい文章と幻想的なイラストで、4〜5歳の子どもが穏やかな気持ちで眠りにつけます。
年齢別おすすめ寝かしつけ絵本
どの絵本を選べばいいか迷ったら、以下の年齢別ガイドを参考にしてください。
0〜1歳|短くてリズムのある絵本
この時期は内容よりも「声のリズム」と「絵の安心感」が大事です。
- おつきさまこんばんは
- もうねんね
- おふとんかけたら
1冊2〜3分で読めるものを選んで、ゆっくり優しい声で読んであげてください。
2〜3歳|簡単なストーリーのある絵本
少しずつ物語を理解できるようになる時期。「おやすみ」がテーマの短い物語がおすすめです。
- よるくま
- おやすみなさいおつきさま
- ねないこだれだ
- ねずみくんのチョッキ
この年齢は「お気に入りの1冊」を毎日読みたがることが多いです。同じ本の繰り返しでOKですよ。
4〜5歳|少し長めの物語で穏やかに
集中力がついてきて、やや長い物語も楽しめるようになります。穏やかなトーンの絵本を選びましょう。
- おやすみロジャー
- おやすみ、はたらくくるまたち
- よるのきかんしゃ、ゆめのきしゃ
この年齢になると「もう1冊!」の要求が増えます。「今日は2冊まで」など、事前にルールを決めておくのがコツです。
寝かしつけルーティンの作り方|知育としての睡眠習慣
寝かしつけ絵本の効果を最大化するには、「毎日同じ流れ」で寝る準備をすることが大切です。これを「スリープルーティン」と呼びます。
決まった手順を繰り返すことで、子どもの体が「次は寝る時間だ」と自然にわかるようになります。これは「見通しを立てる力」という知育にもつながるんです。
おすすめのルーティン例はこちらです。
- お風呂に入る(就寝の1時間前)
- パジャマに着替える
- 歯みがきをする
- 寝室に行く(リビングのテレビは消す)
- 絵本を1〜2冊読む
- 「おやすみなさい」を言って電気を消す
ポイントは「順番を変えない」こと。お風呂→パジャマ→歯みがき→絵本→おやすみ。この流れが体に染みつくと、絵本の時点で子どもの目がトロンとし始めます。
もう1つ大切なのが照明。寝室では明るい蛍光灯ではなく、間接照明や暖色系のライトに切り替えましょう。「メラトニン(眠りを誘うホルモン)」の分泌を妨げないためです。
うちの場合|寝かしつけ絵本で救われた話
うちの子、2歳の頃は寝かしつけに毎晩1時間以上かかっていました。布団から何度も脱走するし、「まだ遊ぶ!」と泣くし…。正直、夜が来るのが憂鬱でした。
転機は「おやすみなさいおつきさま」を読み始めてから。最初は効果を感じなかったけど、2週間くらい毎晩同じ本を読み続けたら、不思議と絵本の途中でウトウトするようになったんです。
「おやすみロジャー」も試しました。最初の3日は本当に途中で寝てくれてびっくり。ただ、1週間くらいで慣れてしまって効果が薄れました。今はローテーションに入れて使っています。
一番大きかったのは、スリープルーティンを作ったこと。お風呂→パジャマ→絵本→おやすみの流れを1ヶ月続けたら、「絵本読んだら寝る」が体に染みついたみたいです。今では「絵本読んで」と自分から布団に来てくれます。
失敗談もあります。「ねないこだれだ」を読んだら怖がって逆に寝られなくなった時期がありました。お子さんの性格に合わせて選ぶのは大事ですね。
まとめ|寝かしつけ絵本は「習慣」とセットで効果が出る
寝かしつけ絵本は、1冊読んだだけで魔法のように寝てくれるものではありません。
大事なのは、毎日同じ流れの中で絵本を読むこと。ルーティンとして定着すると、絵本が「眠りのスイッチ」になってくれます。
お子さんの年齢と性格に合った1冊を見つけて、今夜から試してみてくださいね。最初は効果がなくても、2週間は続けてみてください。きっと変化が出てきますよ。
知育全体の進め方は0〜5歳の知育完全ガイドでまとめています。
よくある質問(FAQ)
寝かしつけ絵本は毎日同じ本でもいいですか?
はい、むしろ同じ本のほうが効果的です。繰り返し読むことで「この本を読んだら寝る」という条件反射ができます。子どもが飽きるまでは、同じ本を読み続けて問題ありません。
寝かしつけに何冊くらい読めばいいですか?
1〜2冊が目安です。「もう1冊」と言われたら、事前に「今日は2冊まで」と約束しておくのがコツ。エンドレスに読み続けると逆に目が冴えてしまいます。
寝かしつけ絵本を読んでも全然寝てくれません
絵本だけで解決しない場合は、ルーティン全体を見直してみてください。寝る1時間前にはテレビやスマホをやめる、部屋を暗くする、毎日同じ時間に布団に入る。環境を整えた上で絵本を読むと、効果が出やすくなります。
電子書籍(タブレット)で読んでもいいですか?
寝かしつけにはおすすめしません。タブレットのブルーライトがメラトニンの分泌を抑えてしまい、逆に寝つきが悪くなることがあります。寝る前は紙の絵本を使いましょう。
0歳の赤ちゃんにも寝かしつけ絵本は効果がありますか?
0歳は内容を理解しているわけではありませんが、ママの声のリズムと温もりが安心感を与えます。「おつきさまこんばんは」「もうねんね」のような短い絵本を、ゆったりとした声で読んであげてください。


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